測量だけでなくスポーツにも!?注目を集めているドローンレースって?

公開日:2022/03/15   最終更新日:2022/04/12


ドローンと聞くとトイドローンやホビードローン、測量などに用いる業務用ドローンを思い浮かべる人が多いでしょう。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界中で「ドローンレース」なるものが開催されているのを知っていますか?今回はドローンレースについて、その概要を解説します!

ドローンレースは世界中で開催されている

ドローン飛行の速さを競うドローンレースは、世界各国で開催されています。

ドローンレースとは

ドローンレースとは、その名の通りドローンを飛行させて速さを競うレースを指します。ドローンの最大時速は時速100kmにもおよぶといわれており、とても迫力のあるレースです。一般的なドローンレースのルールは、ドローンの遠隔操作によって定められたコースを飛行させ、その速度を競うというものです。

ドローンレースは現在世界中で開催されており、賞金総額が1億円を超えるような大規模な大会もあるほどです。日本ではまだまだ認知度の低いドローンレースですが、世界的に見れば「ドローンレーサー」という職業が成り立つほど人気を集めているのです。以下では、世界で開催されているドローンレースの一部を紹介します。

FAIWorldDroneRacingChampionships

FAIWorldDroneRacingChampionshipsは、スイスの国際航空連盟FIAが開催したドローンレースの公式世界選手権です。2018年に開催された第1回大会では優勝賞金約260万円、賞金総額は約3,000万円にものぼりました。この大会では、日本ドローンレースチームも初エントリーしています。

ドバイWorldDronePrix

ドバイWorldDronePrixは、20163月に開催された大規模なドローンレースです。賞金総額は1億円以上、優勝者はなんと15歳の少年でした。優勝賞金は約2,800万円です。

DroneChampionsLeague

DroneChampionsLeagueはヨーロッパ最高峰といわれているドローンレースであり、これまでに世界5カ国で開催され、76ヵ国でレースの様子が放送されています。日本では2017年と2018年の大会が放送され、認知度の高いレースであるといえます。

日本国内でもドローンレースは開催されている

ここまで、世界で開催されているドローンレースについて紹介しましたが、あまり知られていないものの、実は日本でもドローンレースは開催されています。

以下では、日本でドローンレースを開催している代表的な団体を3つご紹介します。

JDRA(一般社団法人日本ドローンレース協会)

JDRAの正式名称は一般社団法人日本ドローンレース協会であり、ドローンレースにおける公式ガイドブックを作成した団体です。JDRAが開催しているドローンレースには「全国ドローンレース選手権」「JAPANDRONENATIONALS」「NINJADRONE忍」などがあり、その内容も純粋なスピードレースだけでなく、障害物レースやマイクロドローンレースなどさまざまです。

DroneImpactChallenge

DroneImpactChallengeは20154月に結成された団体であり、ドローンレース「DroneImpactChallenge」の主催団体です。20178月に開催された「DRONEIPACTCHALLENGE2017YOKOHAMA」は日本最大級のドローンレースであるといわれており、観客は20,000人を超えたことで知られています。

JDL(一般社団法人ジャパンドローンリーグ)

JDL(一般社団法人ジャパンドローンリーグ)は、ドローンレースの運営・支援を通してドローンの可能性や技術を広めていくことを目的としている団体です。JDLは毎年数多くのレースを開催しており、JAPANDRONELEAGUE2019では日本各地で7つの大会を行いました。

ドローンレースに参加するために必要なもの

ドローンレースに参加するために必要なものは基本的にはドローンのみであり、そのほかに特別に用意すべきものはありません。しかし、レースに使用するドローンはそれなりに高性能なものである必要があります。ドローンレースでは、コンマ数秒の小さなタイムラグが、レースの結果に大きな影響をおよぼしてしまうことも少なくありません。

空撮などに使用される一般的なドローンでは性能が不充分であるため、操作にタイムラグの少ない5.65.8GHz帯のドローンを用意するのがよいでしょう。ただし、5.65.8GHz帯のドローンを操縦するには「第4級以上アマチュア無線技士」の資格が必要となるため注意しましょう。アマチュア無線技士は国家資格であり、講習会を受講するか、試験に合格することで資格を取得できます。

また、FPVゴーグルを用いたFPVレースは、ドローンの機体全体を目視で確認できないという点から、航空法によって禁止されている「目視外飛行」に該当してしまいます。200g以上のレースドローンを使用するのであれば、事前に飛行承認における申請が必要となるため、参加の際には注意が必要です。

 

今回は、ドローンレースについて解説しました。ドローンは高度な技術をさまざまな分野で活用しているという印象が強いですが、その飛行速度を活かして迫力満点のレースも開催されているのです。日本でも数年前から複数のレースが行われており、今後ますますドローンレースの認知度が高まっていくことが予想されます。レースドローンの操縦には資格が必要となることも多いため、参加を検討する際には注意してください。

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