レース用ドローンとは?測量や空撮に使う機体と何が違うのか

公開日:2022/02/15   最終更新日:2022/02/21


ドローンレースに使用されるレース用ドローンは、一般的な測量や空撮に使用されるドローンとはその性能や特徴に違いがあります。レース用ドローンは姿勢制御のためのセンサーがないことから操縦も難しく、高度な技術が必要となります。今回はレース用ドローンについて、その概要とおすすめの機体などを解説します!

測量や空撮に使うドローンとの違い

一般的な測量や空撮に使うドローンとレース用ドローンにはどのような違いがあるのでしょうか?測量や空撮に使われているドローンには、機体の姿勢制御のためさまざまなセンサーが内蔵されていますが、レース用ドローンにはそれらがありません。

具体的には、GPSWi-FiBluetooth、超音波センサー、気圧センサー、磁気センサー、温度センサー、前後・下カメラが省かれています。これらの機能やセンサーがないということは、「機体の操作がかなり難しい」ということです。レース用ドローンの安定したホバリングは、ドローン操縦の経験を積んだ熟練の操縦士でなければできないでしょう。しかし、難易度が高い分、マニュアル操作によって身軽で自由自在な飛行ができるのはレース用ドローンの最大の魅力であるといえます。

また、GPSWi-Fiがないため、ドローンを自分の手元まで戻す技術も必要となります。レース中には目視のみで他の選手のドローンにぶつからないよう操縦しつつ加速させなければならず、高度なテクニックが不可欠です。

レース用ドローンに関する注意点として、空撮などに使用されるドローンの操縦にはとくに資格等が必要ないのに対し、レースに使用されるドローンは5.65.8GHz帯のものが多く、操縦には「第4級以上アマチュア無線技士」の資格が必要となります。アマチュア無線技士は国家資格であり、専用の講習を受けるか国家試験に合格することで取得可能です。最近ではレース用ドローンが空撮に使用されることも多く、その需要はますます高まっています。

レースにおすすめのドローン

ドローンレースは世界各国で開催されていますが、高額なパーツをカスタマイズしてレースに臨む選手も数多くいます。ここでは、レース用ドローンとして人気のある高性能なドローンを3つご紹介します。

DRL社「RacerX

レース用ドローンとして人気があるのはDRL社の「RacerX」です。RacerXはわずか800gと重量が小さく、ドローンレースで最高時速263kmという記録を生んだことからも注目を集めています。毎分4万6,000回転するプロペラで、スピーディーな動きにこだわる選手たちから圧倒的な支持を得ています。

DJI社「DJIFPV

DJI社の「DJIFPV」は日本国内で人気のあるレース用ドローンです。レースに必要な高速飛行性能に加えて安全性も高く、発進・停止がスムーズに行えるのも特徴の一つで、空撮映像はダイナミックで没頭感のある仕上がりとなります。DIJFPVは専用の送信機やゴーグル、モーションコントローラーなどもセットとなっています。

Quadmovr社「FPVレーシングドローン」

Quadmovr社の「FPVレーシングドローン」は64枚ものプロペラで個性的なルックスが特徴のレース用ドローンです。4つのモーターには3つずつプロペラブレードが導入されており、その操縦性を高めています。モーターが高速回転している時には大きな音を立てるため、飛行場所には注意が必要となります。

レース用ドローンを活用した撮影手法が一般的になりつつある

レース用ドローンはスピーディーな動きや操作のタイムラグをなくすことなどを重視して作られているドローンですが、最近ではレース用ドローンを活用した空撮が一般的になりつつあります。

その中でもメジャーであるのは100g200gほどのマイクロドローンとGoProHEROシリーズを用いるものであり、それらを使用して撮影されたFPV映像がPVMVにまで使われるようになっているのです。レース用ドローンは一般的な空撮に使用されるドローンに比べて自由自在な動きが可能であるため高度なテクニックが必要となるものの、撮影された動画はダイナミックで見応えのあるものとなります。

ただし、200g以上のドローンは日本国内では航空法の対象となり、規制エリアでは撮影許可を取る必要があり、その大きさから周りの人や建物に対しての配慮も必要となります。

また、小さいタイプのレース用ドローンであっても、プロペラが剥き出しでガードのないものも多いです。とくに人物を接写する場合には注意が必要となるため、安全面に配慮しながら撮影を行うようにしてください。

 

今回は、レース用ドローンの特徴や性能、おすすめの機体について解説しました。レース用ドローンは自由自在な操縦やダイナミックな動きを活かし、レースだけでなく空撮のスタンダードにもなりつつあります。ただし、機体の種類によっては操作に「第4級アマチュア無線技士」の資格が必要となる場合もあります。レース用ドローンの多くがこれに該当するため、興味がある人は資格の取得についても検討してみてくださいね!

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